覚える価値のある定跡と、その学び方

51Shogi intermediate eyecatch — M03 Intermediate
中級 · 定跡

意味の分からない手順は覚えない。一手ごとの狙いを理解すれば、定跡は勝手に身につきます。

定跡とは、何十年もの実戦を通じて「互角の戦いになる」と双方が認めた、標準的な序盤手順のことです。定跡を知っていれば、見たこともない理論で最初の20手で負ける、ということがなくなります。ただし落とし穴があります ——理由を理解せずに手順だけ覚えること。それでは相手が定跡通りに来れば勝てても、外された瞬間に崩れます。

この記事は、定跡の「正しい学び方」の話です。

黄金律:手順でなく「狙い」を覚える

定跡の一手一手は、必ず何かの問いに答えています。手順を覚える前に、各手の理由を言えるか確認しましょう。

  • この手は戦いに向けて駒を働かせているのか?
  • 特定の狙いを受けているのか?
  • 歩の仕掛けや攻めを準備しているのか?
  • 手得や、相手の弱点を誘っているのか?

すべての手にこれが答えられれば、定跡を本当に学べています。答えられなければ、それは電話番号を暗記したのと同じです。

どの定跡から学ぶ?

「全部の定跡」を覚えようとしないこと。自分のレパートリーの戦法レパートリーの作り方参照)の定跡+普遍的な攻めの形を1つ、これで十分です。

棒銀 — 必修の攻め定跡。銀を飛車先に繰り出して突破を狙う。多くの戦法に現れ、「攻めの作り方」そのものが学べる。

四間飛車 対 急戦 — 振り飛車党なら主食。居飛車の早い仕掛けへの対応。

自分の戦法の主要変化 — 何を選んだにせよ、まず最も多い1本を深く。枝分かれはその後。

どんな定跡も学べる4ステップ

  1. 盤でゆっくり並べ、各手の狙いを声に出して言う。
  2. 分岐点を見つける。多くの定跡には、相手が外せる場面が2〜3か所ある。各分岐が何を狙うかをメモ。
  3. とがめ方を覚える。よくある分岐ごとに、それを咎める/無効化する一手を知る。ここが定跡で実際に勝てる部分。
  4. 「定跡の終わり」から先を持つ。定跡は勝ちでなく「指せる中盤」で終わる。そこからの方針まで決めておく。
格言:「定跡を覚えて定跡を忘れろ」 — 考え方が体に染みつくまで覚え、そのうえで「本」の局面ではなく、目の前の局面を指しましょう。

定跡と棋譜解析はセット

どの定跡を学ぶべきかを最速で見つける方法は、自分の負け将棋を見直すことです。相手の序盤に困らされたなら、それが次に学ぶ定跡です。自分の将棋を解析する方法の手順を使い、ここに戻って「あなたを負かした変化」を学びましょう。

続けて学ぶ

🇬🇧 English version: Joseki Worth Memorizing

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